フランスガイドの高橋 保です。学生時代に原 亨吉(こうきち)先生や渡邉 守章先生にフランス文学なるもの、初めは小さな世界の中の素晴らしい魅力を伝授していただいているという思いでしたが、実際はそれは大きな世界だったのだとだんだん気づくようになり、今度はより多くの人たちに「知ることの素晴らしさ」を分かち合いたいという思いから、日本では教員生活を20年ほど続け、1998年に教員として渡仏、今はフランスの文化財にどっぷり浸かっています。
フランス語、英語、日本語での同時通訳、翻訳なども有資格で併せて行なっています。フランス文化省関係の仕事では、モン・サン・ミッシェル修道院内の日本語版の無料案内書の最新訳、同様にヴァンセンヌ城、アゼ・ル・リドー城の日本語訳の監修も行ないました。
ガイドブックに書かれていないような内容を、子供たちにも理解し易く、面白く、また、専門家の皆様にはどんどん深く掘り下げて、正真正銘のフランス文化財なるものを様々な角度から、できるだけ多くの皆さまの知的好奇心を旺盛にしていただける方向でご案内させていただきます。
ということがひとつでもあればいいなあと思っていただける仕事をさせていただいています。
「はい、これはミロのヴィーナス!」、「こちらはモナリザです!」だけでは皆さまの知識の引き出しは決して埋まってゆかないと私は信じています。ただそれらの作品を急いで見て他の作品を通過するだけで真の美術作品の鑑賞と言えるでしょうか?
皆さまのご興味のある作品、気になる作品の素晴らしさや見どころをわかりやすくお話ししましょう。また、何度来られても違うお話をさせていただいています。もう既に20回以上来られた見学者の方もいらっしゃいます。
皆さまの方から「これは何?」、「こういう時にはどうしていたの?」、「この石と石を繋いでいるのは何?」、「この石はどうやってあそこまで上げたの?」、「この時代にはどんな食べ物を食べていたの?」、「マヨネーズはいつからあったの?」、「この時代のファッションは?服装は?流行っていた素材や色は?」、この絵の作者は右利き?左利き?」などとこれらのようにどんどんお尋ねください。